これからは地球寒冷化対策が急務だ

2015年に英国ノーザンブリア大学のバレンティーナ・ザーコバ教授率いる研究チームの発表によれば、2030年から太陽活動が現在の60%に低下し、地球はミニ氷河期に突入するとの発表がありました。
太陽は表面にある黒点の数が多いほどエネルギーが強く、少ないほど弱いことが知られています。この黒点の数の多さが11年周期で変化しています(何故11年なのかは未解明)。ところが、この周期に乱れが生じてしばらくの間黒点がほとんど消えることがあります。このとき地球上はミニ氷河期になります。
そして、昨年は1年のうち300日間黒点が現れなかったので既にミニ氷河期に入りかけているという説もあります。そして、このごろ世界中を襲っている大寒波もミニ氷河期の予兆ではないでしょうか。

もっとも最近のミニ氷河期は、 1645~1715年に発生した「マウンダー極小期」と呼ばれるものでこの間は太陽の黒点は極端に減少しました。イギリスのテムズ川が厚さ1.5メートルの氷で覆われました。
日本では江戸時代で飢饉が相次ぎ、徳川幕府が倒れたきっかけとも言われています。
また、ミニ氷河期の時代は食糧危機となって世界情勢が不安定となり、いたるところで争いが発生しています。

今度ほぼ確実にやってくるであろうミニ氷河期においても世界中で食糧難が深刻な状況となり、どこかで戦争が始まる危険性もあります。飢饉や病気で約20億人が死亡するであろうとも言われています。

もう既にミニ氷河期は始まっているかもしれないので、地球温暖化対策など悠長なことを言っている場合ではないでしょう。

過去の例をみても地球が温暖な時期よりも氷河期の時期のほうがはるかに悲惨な世界であったことは言うまでもありません。

特に日本は自給自足率が低いのでお金はあっても世界的な食糧不足で必要な食糧を輸入できないかもしれません。

政府は今のうちに食糧確保問題、省エネ問題(寒冷化するとエネルギー需要が高まる)等寒冷化対策を検討し始めるべきだと思います。
ミニ氷河期に突入するともはやこの先何十年も地球温暖化対策は不要になるでしょう。